「推し」と誰かを「好き」になる気持ちは「違う」が50.3%
「推し」というワードが広く流布されるようになって早や数年。いまの小中学生たちにとっての「推し」の存在は何なのか。「推し」と誰かを「好き」になる気持ちの違いについて、子どもたちの声を聴きました。
50.3%の小中学生が「推し」と誰かを「好き」になる気持ちに「違いがある」、と回答。「推し」は非リアルか遠い存在、「好き」はリアルな身近な存在に対してなど、対照的な存在と見ています。
39.7%の「どちらともいえない」では「この二つの感情を特別に持った経験がない」など対象がいないからが主な理由です。
10.0%は「違いはない」とし、「推し」も「好きな人」も「好き」な感情に変わりはないことが理由です。
「推し」はいますか?
「推し」と「だれかを好きになる」気持ちに違いはありますか?
・違いはある
・どちらともいえない
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まだ、だれかを好きになったりしたことがないから、比較できない(中1男子・栃木県)
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この二つの感情を特別持った経験がないので分からない(中3男子・兵庫県)
・違いはない
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好きなのに変わりがない(小4男子・滋賀県)
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好きじゃないと推せないから。でも推しは実際の人物じゃない場合もあるから、人を本気で好きになるのとは、少し違う気もする。(中3男子・広島県)
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好きになった人を、推すからあまり違いないと思う(中3男子・山口県)
「推し」と誰かを「好き」になる気持ちに違いを感じるのは、「推し」が非リアルであったり自分との距離を遠く感じる場合が多い傾向にあるようです。詳しい調査結果もぜひご覧ください。(T)
調査実施日:2023年2月5日
推しは遠い存在や架空のものだが、誰かは身近な人なので近い存在として好きになれるから。(小5女子・愛知県)
好きになるのは、身近な存在で、推しは、尊い存在。(小5男子・三重県)
言葉の表現が難しい。推しは素直に伝えられる事。すきは正直に伝えられないこと(小6男子・埼玉県)
推しは好きな食べ物みたいな感覚で、誰かを好きになるのは、付き合いたい、その人と一緒にいたいという感覚(中2女子・鳥取県)