こども定点調査
全国の小学4年生〜中学3年生2400人を対象に、「体験」「価値観」「自己認識」などについて聴取しています。同じ条件の対象者に対し同じ質問で継続的に実施し、中長期的な子どもの変化をみる調査です。
2023年度の調査結果から見えてきたのは、なにより家族を大切に思う、おだやかで協調性の高い子どもたちの姿です。サマリーはリリース資料としてダウンロードできるほか、調査レポート、データ集もご用意しています。
「動画をみる」のは生活の一部
71の体験項目のうち、「動画を見る」が「友だちと楽しくおしゃべりする」などを抑えて〈ふだんしていること〉で2位、〈これからしたいこと〉で1位となりました。「動画をみる」のはもはや子どもたちの生活の一部となっていることがわかります。
ふだんしていること(よくしている)TOP10
これからしたいこと TOP10
よくする趣味や遊び TOP10
「お母さん」の圧倒的な存在感
〈好きな人〉で、「お母さん」は「お父さん」に10pt以上の差をつけて1位になりました。また、〈参考にする考えや意見〉でも「お母さんの意見」は圧倒的な1位になるなど、「お母さん」の存在感と影響力の大きさがあらためて浮き彫りになりました。
好きな人 TOP5
参考にする考えや意見 TOP5
まわりの人との関係性 TOP5
何より「家族」が大切
〈大切だと思うもの〉では、「家族」が突出して1位に。〈帰属意識〉でも『その一員、なかま』だと感じるものとして「家族」が圧倒的な1位となり、「家族」が子どもたちのこころの拠り所となっていることがわかる結果となりました。
大切だと思うもの TOP5
帰属意識(『その一員、なかま』と感じるもの) TOP5
いまの自分は「やさしい」
「思いやりがある」
「まわりに合わせる」
人柄や性格を表す29の言葉を使って聞いた〈いまの自分〉からは、おだやかで協調性の高い子どもたちの姿が見えてきました。一方、〈なりたい自分〉の中で特に当てはまる《5つまで》を聞いたところ、「頭がいい」「運動神経がいい」が上位に。もっと能力を高めたいという想いが、より切実なことがうかがえます。
いまの自分《いくつでも》 TOP5
なりたい自分《いくつでも》 TOP5
〈なりたい自分〉の《いくつでも》と《5つまで》
リリースダウンロード
調査リリース資料
サマリーの結果をまとめたリリース資料はこちらからダウンロードできます。
有識者インタビュー
本調査の結果によると、動画視聴は子どもたちの生活の一部になっています。そこで、ご自身の動画チャンネルが子どもたちに大人気の小島よしおさんにお話をうかがいました。
調査概要
子どもを“体験を通して自ら成長する主体的な存在”と捉え、子どもの体験を通して形成される価値観や心の変化などを時系列で把握する調査として、2019〜2021年に実施した「子どもの体験と認識に関する年次定点調査」をリニューアルする形で、2023年度からスタートしました。同じ条件の対象者に対し同じ質問で継続的に実施することで、データを蓄積し、中長期的な子どもの変化をみることを目的としています。
- 調査方法
- インターネット調査
- 調査時期
- 2023年9月15日~10月10日
- 調査エリア
- 全国
- 調査対象者
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小学4年生~中学3年生の男女:2400人
※子どもの保護者2400人にも属性項目を聴取。
子どもの回答にあたっては、保護者の監督のもとで行っております。