01 僕のヒーローアカデミア
02 世界史
中国とエジプトではぜんぜん違うし、そういう違いが好きですね
自己紹介をお願いします。
家族は両親と猫が1匹います。お芝居大好きで、自分も少しやったりしていて。まぁ、そんな感じですかね。歴史と芝居が好きです。
歴史好きがすごく伝わる写真があったけど、01〈僕のヒーローアカデミア〉から順番にお話を聞いていってもいいかな?
友達が読んでいて、それで読んで、今でも連載していて読み続けています。映画とかも観て、ストーリーとかキャラクターが魅力的で読んでいて飽きないというか、何度読んでも面白い。
この作品の面白いところってどういうところ?
キャラクターというか、背景とか。あと、単純にすごい絵がうまくて。この作者の人が、絵がすごくうまくて、細かいところまで表現されていてすごいいいなって。
漫画はけっこう読む?
いや、そんな。典型的っていったらあれですけど、いわゆるオタクほどは見ないんですけど、たぶん人よりは見るんだと思います。
02〈世界史〉は、歴史の漫画だね。
もともと日本史がすごい好きで、たぶん小3くらいから興味を持っていて。たぶん中学校に上がるまでは別に興味がなかったんですけど、世界史には。世界の歴史を学ぶことで、日本史と平行して覚えれば、楽にというか、楽しくこの時代、日本ではこれが起きている時に世界ではこんなことがあったとか、日本でこんなことしている間に世界でこういう戦争が起きたとか、そういうのが知れたら楽しいだろうなっていう感じで。
そうやって並行して見たほうが楽しい?
そうですね。なんか、日本って外国との接点がないほうの国なのかな。鎖国もしてましたし。だから独立した文化というか独特な文化があって。世界って言っても広いですから、中国とエジプトではぜんぜん違うし、そういう違いが好きですね。
03 日本史
04 新撰組の羽織
今のようになった分岐点みたいなところなので、すごい見ていて楽しいですね
次は03〈日本史〉。日本史がもともと好きだって言っていたけど、歴史が好きになったきっかけは?
なんでだろう……最初に入ったのが、たぶん親から本をもらったんですよね。たぶん。戦国武将のやつだったのかな。それで戦国時代に興味を持って。今は平安時代とか幕末が好きなんですけど、歴史全般が好きになった。
撮ってくれた歴史漫画のシリーズはおうちにあるもの?
そうです。たぶん全部(全巻)あるのかな。
その中で好きな巻とかある?
日本史だと、やっぱり幕末が。日本って今、けっこう有名な国ですけど、昔は欧米がすごいイメージというか、覇権を取っていて。鎖国をしていた日本がどのようにして今のような大国になったかというのの起点といいますか、分岐点みたいなところなので、すごい見ていて楽しいですね。
世界史だと好きな巻はある?
第一次世界大戦から第二次世界大戦の時ですかね。
なんで興味があるの?
その、なんだろうな、今でこそ植民地とかそういう問題とかも解決に向かってますし、解決したところもありますけど……たとえばドイツとイギリス、イタリア、フランスとかは、あそこら辺に(地理的に)かたまっていて、ロシアもあって、そこの争いの発端というか、どのようにして争いが起きて、どういう結果になって、そこからどういう発展を遂げて今のようになったのかというのを追っていくのが好きで。そんな感じですかね。
04〈新撰組の羽織〉も興味深い。これは?
小5の自由研究で作ったんですけど、布買って、染めて、縫って、貼ってっていう作業をして。当時すごい新選組が好きで、今も好きなんですけど、作ったんですよね。
(ここで羽織の実物が登場)
あ、本物が出てきた!
おばあちゃんが縫い物の仕事をしていて、手伝ってくれて。たぶんいなかったらできなかったと思う。
すごい。気に入っている?
そうです。着はしないですけど。
新選組が好きなんだね。どうして好き?
幕末に興味があったから、幕末の大河ドラマを見ようと思って。「龍馬伝」と「新選組!」で迷って、当時、山本耕史が出ている(別の)ドラマを見ていたので、山本耕史が出ている「新選組!」にしたんですけど。それで新選組が好きになったんです。
06 演劇の台本
もう一人の自分になれるみたいなところがすごい魅力的で
06〈演劇の台本〉は文化祭で使う台本。お芝居を始めたのは何かきっかけがあったの?
きっかけは、もともと本当に子どもの頃からドラマとかが好きで見てて、自分がやりたいなって思ってやったっていう。(台本の題材選びのきっかけは)なんだろうな……小5の夏から小6、中学に上がるまで不登校だったんですけど、その時にすごい心の支えになったというか。なんか気持ちを楽にさせてくれた海外ドラマの「iCarly」なんですけど、すごい好きで、今でも見ている感じで。
「iCarly」はアメリカのシットコムだよね。それが心の支えだったんだ。
そうです。当時、たぶんNHKの教育テレビ(Eテレ)のほうでやってたんですけど。
このドラマの面白さってどういうところ?
なんか、こういうことを言うのはあれなんですけど、すごいふざけた面白さというか。日本のいわゆるコメディドラマにはない、はちゃめちゃさというか。アメリカって、日本より……なんだろうな……ぶっ飛んでいるというか、そういう感じのドラマ。
写真の台本はご自分で作ったんだよね?
本編を見て、打ち込んで作りました。
ドラマを見て書き起こしたっていう感じ?
そうです。けっこう大変でした。6時間くらいかかった。あとは、これは朗読劇なので、なんというんだろう……大胆な分かりやすい芝居はしないので、それをしないでも分かるような表現に少しは変えた感じですね。
お芝居をする機会は子どもの頃からあったの?
そうですね。小1の時に、『おむすびころりん』かな……劇をやったんですよ。それで俺は、ねずみをやりたかったんで、ねずみになったんですけど。「(主役の)おじいさん役をやってくれ」って言われて、先生に。それで役を演じるもう一人の自分になれるみたいな、なんていうのかな、すごい楽しいなっていうので、芝居に興味を持ったという感じですね。
台本を作っていたけど、今は自分で演じるより、作り手のほうになっている感じ?
いや。自分も演じる側ですね。もともと行きたいなと思って行った演劇のスクールみたいなところは、今は辞めちゃったんですけど。今はもともと入ったところとは別のところでやっているっていう感じです。言ってしまうと、今やっているところは事務所なんですけど。
そうなんだ。演じることのどういうところに一番惹かれる?
なんか、その役になりきることで、その役の、なんだろうな……その物語の中の人の感情とか、もう一人の自分になれるみたいなところがすごい魅力的で。そんな感じですかね。けっこう舞台とか観るのも好きで観たりしてます。
舞台、映画、ドラマ、いろいろあるけど、どれが好き?
自分的には舞台のほう、いわゆる一般的な俳優というよりは、舞台俳優になりたいなと思っていて。舞台の他に、音楽劇という、BGMとか音とかを実際に演奏してやるっていうスタイルの劇があるじゃないですか。それもすごい魅力的というか。やっぱり生のプロが演奏する音楽って、なんというか心が落ち着くというか、きれいな音色というか、そういう感じがあってすごい好きで。そういう感じですね。
07 ポケモン
ゲームというより、コンテンツとして好き
次は07〈ポケモン〉。ゲームはけっこうやる?
まぁそうですね。ゲームはわりとやる感じですかね。自分の中では、ゲーム3、芝居3、歴史4、くらいの感じなんですけど。
ポケモンは好き?
ポケモンはずっとやっているゲームで、うまく言い表せないんですけど、ほんとに好きですね。カードもやりますし、アニメも見ますし。なんかポケモンっていうゲームが好きというよりは、ポケモンというコンテンツが好きという感じです。
ポケモンは何がいいんだろう?
なんか、その、言ってしまえば他のゲームでもよくないかってなっちゃうんですけど。その、なんだろうな、ん~、なんか、ポケモンって実際にいる生き物とかをモチーフにしていて、実際にいそうだけどいないっていう生き物って、すごいデザインとか、すごいより良くて、っていう感じです。
この中で一番好きな写真は?
新選組の羽織ですかね。
じゃあ、一番自分らしい写真は?
それだと03(〈日本の歴史〉)。
なぜ?
もともと昔から歴史が好きで、たぶん、友達10人に「俺は何が好きか?」って言ったら、9人が「歴史」って答えると思いますし。自分も歴史、日本史を特に好きで昔からやっていたので。
(聞き手:こども研究所/Zoomにて)
撮影写真一覧
01 僕のヒーローアカデミア
初めて原作を全て読んで
アニメも全て見た作品、
友達の家に行った時に読んだのがきっかけでハマりました。
大好きな漫画の1つです。
02 世界史
元々好きだった日本史と並行して覚えれば
楽かなと思い勉強し始め
さらに社会が好きになりました。
03 日本史
小学校の時から日本史が好きで
本などを沢山読んでいました。
04 新撰組の羽織
小学校5年生の
夏休みの自由研究で作った物です。
布から染料で染めて、糸で縫って
白の部分を作って貼って作ったものです。
05 刀
もちろん本物では無いですが
一時期殺陣を習っていた時期が
あったためです。
06 演劇の台本
海外のドラマ「iCarly」を元に作って
今年の文化祭で使う予定の台本です。
07 ポケモン
ポケモンはゲームもカードもアニメも
小学校1年の頃から遊んでいて
一番好きな作品です。
08 原神
リリース前から楽しみにしていたゲームです。
リリース日に始めて今でもやっているゲーム
09 原神
8枚目のゲームの広告があると聞き
見に行った時の写真です。
10 通っている探究型学習塾
小学3年生から通っている
探究型学習塾です。
一般的な学習ではなく
1つのテーマに絞って探究していく形です。
インタビューを振り返って(本人の感想)
歴史の本は勿論、木刀や羽織など系統は違えど歴史に関するものを選んでいて昔からずっと歴史好きなんだなと感じました。
インタビューを読んで(第三者の目線)
04〈新撰組の羽織〉や06〈演劇の台本〉の写真から、好きな物を形にできるエネルギーを感じました。特に、「新撰組の羽織」をおばあちゃんと一緒に作ったというエピソードが素敵! 物を作ることは一人じゃできない。誰かを巻き込む力が必要。で、その力を持っている人だと思いました。
07〈ポケモン〉のよさを考えているところは、私にはとても感動的でした。心の内の深いところに潜って、ポケモンを好きな自分自身を見つめているのが、こちらに伝わってきたからだと思います。
(東京都、40代、劇作家・演出家、匿名)
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