10 英語
09 シャーペン
国際的に活躍できる人材になりたいなと思っております
自己紹介をお願いします。
はい。ええと、さいたにっていいます。えっとまぁ、自分は茨城県の水戸市っていう場所に住んでいて。で、そうですね、家族構成が、母と父と、そして、兄と弟がいて、ま、男三人兄弟で、僕はその真ん中です。で、えっと、最近ハマってることといますか、好きなことっていうか、や、そんな面白味はないんですけど、たとえば友達とかと散歩するというか、ただ話しながら歩くっていうのが自分は好きです。あとは、自分はいちおうその、今年が受験で受験生なので、好きなことではないんですけど、なんかもう毎日勉強みたいな感じです。
うん、うん。中3だもんね。
はい。ええと、じゃ、ほかには、これいつも自己紹介とかで話すんですけど、自分は昔年長と小学校1年生のときに、その、パキスタンって国に住んでたことがあって。で、まぁ、住んでていろんな経験をしましたっていうだけなんですけど。
そのときのことは覚えてる?
や、覚えてます。けっこう覚えてます。
むこうに住んでるときは、日本人学校かインターナショナルスクールに通ってたの?
いや、その、年長のときは現地の幼稚園に通ってまして、小学1年生からは日本人学校です。
なるほど。じゃあ今回、最初に撮ろうって思ったものとか、この写真から話したいなって思うものとかがあったら、そこから話を聞いていこうかな。
はい。えっと、それでいうと、さっきのパキスタンので、じゃあ10(〈英語〉)の写真から。
10〈英語〉は、どんな写真ですか?
その、パキスタンは公用語は英語ではないんですけど、ま、いちおうその、英語を学んでて。パキスタンでいちおう、第二言語が英語で。とりあえずその、英語のレッスンを僕は週に1回やってるんですけど、その、それが好きというか。なので、はい、撮らせていただきました。
なるほどね。英語は得意なのかな。
はい。いちおう自分ではそう思っております。
いいね、自分が好きだって思うのが大事だよね。英語をやってて、これが面白いとか、こういうふうになりたいとか、あるんですか?
そうですね、やっぱりなんか英語って、やっぱりいまグローバル化とかで英語が、なんかやっぱり必要とされるっていうのもあって。その、国際的に活躍できる人材といいますか、になりたいなとは思ってます。
へぇ~。そう思ったきっかけって何かある?
そうですね、えっと、ま、なんかその、自分が住んでたパキスタンってけっこう、比較的治安が悪い国で。
そうだよね。
紛争とかがあるなかで、やっぱりその、けっこう重い話にはなるんですけど、道端とかで、その、生活してる人とかもいて。なんか手助けできたら、みたいな。
偉いね、中3でそんなこと考えてるんだね。将来こんな仕事に就きたいって思ってることは具体的にある?
明確にはそんな決まってはないんですけど。まぁ、その、大きなものでいうと、国際的に活躍できる人材になりたいなと思っております。
そのために、たとえばこういう高校で勉強したいとか、留学したいとか、考えてることはありますか?
そうですね、えっと、なんかその、言い方、変なんですけど、日本の大学ってなんか、その、ほんっとに偏見なんですけど、あんまり面白味がないっていうか。やっぱりなんかその、いろんな人と接したいなって、いろんな人材、いろんな国籍の人とか接したいなと思ってて、自分は。えっと、日本の大学じゃなくて、海外の大学行ってみたいなと思っております。
へぇ~、すごいね。この国行ってみたいなとかって、どこかある?
そうですね、やっぱり、そんな、マイナーな国というよりは、いろんな人が、いろんな国籍、いろんな国から集まる、たとえばアメリカとか、たとえばイギリスとか、の大学に行ってみたいなとかは、なんか、願望というか、口だけでは言ってます。
ちなみにパキスタンはもう1回行ってみたいって思う?
いやぁ、そうですね。でも、パキスタンってのがなんか、肩書きとしては使いづらいといいますか。アメリカとかだったら、「うわ、アメリカ」みたいな感じになったと思うんですけど、パキスタンって言われると、「ん~?」みたいな感じになって。なので、いや、その、旅行としては行くのは、まぁアリなのかなぁとは思うんですけど、もう一度、一番行きたいかって言われると、そうでもないかもしれないです。
じゃあ、一番行きたい国はどこですか?
自分は、そうですね、ええと、イタリアとかフランスとかに行ってみたいです。
それは、何か理由があるの?
そうですね、アジア系は行ったことあるんですけど、ヨーロッパがあまり行ったことがないので、ヨーロッパ行ってみたいなぁ、みたいな感じです。
08 生命力
がんばって生きてるんだな、みたいに感じたんです
次はどの写真について話したいですか?
そうですね、じゃあ8(〈生命力〉)で。
すごく素敵な写真だね。これは、なんの写真ですか?
すいません、ええと、なんか、ほんっとにしょうもないんですけど。なんか、ひとりで歩いてたときに、や、なんといいますか、ちっちゃなことに感動見出すというか。
うん、うん。
なんかその、そうですね、えっとー、道端に生えてる植物に、なんかその、草も生きてるんだなぁ、みたいな。
うん、うん、うん。
たぶんこのときが塾の帰りといいますか、なんか、何を血迷ったのか分かんないんすけど……
そんなことないよ、すごくいいと思うよ。
なんかその、感動したといいますか、がんばって生きてるんだな、みたいに感じたんです。
分かる。雑草ってすごいよね。
はい。
友達と散歩しながらお話するのが好きって言ってたけど、こうやってよく散歩したりするのかな。
や、最近は、やっぱ塾とかが重なってきて、特にその、そういうことはないんですけど。やっぱ、ヒマなときに歩いたりはしてますね、はい。
どんなところを歩くんだろう。
いやもう普通に、近くの公園とか。そんな、や、近くの公園っていうよりは、ただの道を歩くみたいな。
どういうときに?
そうですね、ええと、基本的にヒマなときというか。なんか自分で、やっぱりなんか、塾ってなると運動とかしないので。なんか、あ、運動してないな、みたいな思い立ったときに行ったりしてます。
07 木の枝
海外でいいますと、トルコに住んでみたいですね
次は、どの写真にしようか。
ええと、じゃあ7(〈木の枝〉)で。
これは、なんの写真でしょうか?
これはますます、たぶん塾帰りで、ほんとになんで撮ったか分かんないんですけれども。自分、「ハリー・ポッター」が好きで。なんかその、このときも歩いたときだと思うんですけど、なんか、木の枝が、すごい、「ハリー・ポッター」の中に出てくる、杖の形に似てたというか。
たしかに。
で、なんか、撮ってみました。
「ハリー・ポッター」は好き?
そうですね、けっこう自分は好きです。
いつぐらいから?
ええと、そうですね、小学1年生のときぐらいに見はじめたかなぁ、みたいな。
そっか、そっか。じゃあ映画も全部見た?
はい、いちおう映画も全部見ました。
「ハリー・ポッター」の、どういうところが好きですか?
えーっと、ま、なんかその、自分が吹き替え版で見ないで、字幕版で見るんですけど。
おー、すごいね。
その字幕版のなかの、これもまた変なんですけど、なんかその、ロン……ま、登場人物の英語の発音が、好きで。
へぇ~。けっこう聞き取りにくくない?
でもなんか、自分は英語の文法とかができるっていうより、発音が得意なので。
そうなんだ。好きなキャラクターはロンなの?
はい。
分かる、私もロン好き。字幕で見るのは、英語の勉強のためなのかな。
そうですね、はい。なんか日本語で見るのって、なんかほんとに僕の思想というか意見なんですけど、好きじゃないというか。字幕版がオリジナルなんで。や、好きだからですね、はい。
なるほどね。
なんか発音を磨けるのってやっぱり、そのなんか、たとえば読んで発音を練習するだけじゃなくて、聞いて学ぶってのが一番効率がいいというか。
たしかに、生きた英語だもんね。「ハリー・ポッター」を好きになったきっかけは、何かあるのかな。
ま、話はしないんですけど、いちおうなんか母が「ハリー・ポッター」好きで。その、親に勧められてっていう影響があります。
へぇ~。お母さんはどんな感じの人ですか?
ん~、母は……僕もそうなんですけど、関西人で。京都なので、なんといいますか、ユーモア、ユーモラスとゆうか。
京都出身なんだね。さっき海外に行きたいという話もあったけど、将来、国内外どこに住んでみたいとかありますか?
あぁ、国内でいうと、そうですね、ええと、京都にやっぱり住みたいなぁと思ってて。で、海外でいいますと、んー、トルコに住んでみたいですね。
面白いね。それはなぜ?
え、なんかもう、経済的に、いまトルコのドル(実際の通貨はトルコリラ)って、いまなんかすごいトルコドル安?といいますか。なんか、いますっごいトルコから見て円の価値がすごい高くて。
へぇ~。
これまた、ほんとにたとえなんですけど、100円で1トルコドルとかだったのが、いま50円で1トルコで、半分以下ぐらいになってたと思う。
詳しいね。そういう知識はいったいどこで入手されるんですか?
そうですね、えー、まぁ調べたりとか。
トルコに住んでみたいと思ったきっかけは何かあるのかな。
一度自分はトルコに行ったことがあって。
あ、そうなんだ。いくつぐらいのとき?
年長から小学校1年生の間ぐらいだったと思……パキスタンに住んでたときですね。で、なんかそのときに、ま、いろんな国行ったことあるんですけど、そのなかでもやっぱりトルコの印象が強かったというか。
へぇ~。特に印象に残ってることって、具体的にあります?
んーとー、そうですねぇ、一番記憶に残ってることとしては、なんか、気球に乗って。
気球で何を見たの?
気球で、そうですね、えっとなんか、景色ですね。
06 夕日
04 コーンポタージュ
05 空の色
いろんな視点の、持ってる自分だからこそ撮れたな、みたいな
06〈夕日〉は、どんな写真ですか?
これは自分の家の近くのとき、あ、これもたぶん、歩いてたときだと思うんですけど。写真だとあんま伝わりにくいんですけど、その、夕日がすごいきれいといいますか、感動といいますか、ですね。で、写真を撮ってみました。
「久々に見た」って書いてるけど、前はよく見てたのかな。
や、ぜんぜんそんな、もうほんっとにぜんぜん夕日とか気にしてなかったんですけど。なんか写真撮るっていって、思ってたときに、久しぶりに見上げたら、夕日がきれいだった、みたいな。
そっか、そっか。きれいだね。次はどの写真にしようか。
そうですね、同じ日に撮った、じゃ、4(〈コーンポタージュ〉)。
おー、これは同じ日なんですね。
これ、さっきの続きの話なんですけど、これを撮って帰ろうとしたときに、もう寒くて。で、なんか、近くに自販機があって。で、なんか普段、基本的に自販機とか使わないんですけど、寒かったので、ま、買って、写真を撮ってみた、って感じです。
なるほど。コーンポタージュにしたのは、寒かったからって感じ?
なんか、そうですね、小豆……ぜんざいもあったんですけど、いちおう。ぜんざいが売り切れてたので、第二候補の。
第二候補なのか。ぜんざいのほうが好き?
はい。
へぇ~。ぜんざいって、どういうタイミングで食べるの?
帰省したときに祖父が……祖母がつくってくれる。
なるほど。帰省って、お父さんとお母さんのどちらのほうに?
基本的に(母方の)京都に帰ることが多くて。そんな頻繁ではないんですけど、長期休みに1~2週間。
それは家族全員で行くのかな。
家族全員で行くこともあれば、なんかいちおう自分で……1人で行く、みたいなときもあります。
そうなんだ。本当に京都が好きなんだね。
そうですね。
それは理由とかあるの?
理由……まぁ、自分の地元そんなべつに、茨城が嫌いっていうわけではないんですけど、京都のほうが都会といいますか。
そういうことか。
で、京都のほうがなんか面白味があるっていうのは変なんですけど、楽しいっていうか。なので、そうですね、京都に。
1〜2週間も京都にいるって話だけど、むこうにいるときは何してるの?
やぁ、でもなんか、いとこと会ったりとか、それこそ歩いたりとか。
いいね。では、05〈空の色〉は、どんな写真ですか?
えー、これー、まぁ、たぶん学校帰りだった気がするんです。学校帰りに、なんかもう、晴天で、雲はひとつなくて、感動したというか、素晴らしいなと思ったので写真に収めました。
本当にいい写真だね。空を見て思うこととかありましたか?
んー、そうですね。いやぁ、きれいだなぁ、みたいな。
今回撮ってくれたなかで、一番好きな写真はどれですか?
そうですね、一番好きなの、最後に話した5(〈空の色〉)の写真です。
それはなんで?
や、一番感動したというか。一番印象的ですね。
素敵。分かりました。では、自分らしいなと思う写真はどれですか?
や、8(〈生命力〉)ですかね。
なるほど。その心は?
えー、そうですね、なんかやっぱり、自分で言うのもなんなんですけど。なんかやっぱりこの、8の写真って、たぶんなんか、普通撮らないというか。
うん、うん。
で、なんかその、いろんな視点の持ってる自分だからこそ撮れたな、みたいな。なので、一番自分らしいといいますか。
(聞き手:こども研究所/オンラインにて)
撮影写真一覧
01 パスタ
塾帰りに行ったファミレスでのパスタが美味しかった。
02 グミ
塾でいつも食べているお気に入りのグミ。
03 モンブラン
ご飯の後に食べたモンブランが体に染みた。
04 コーンポタージュ
寒い日に自動販売機で買ったコーポタージュが温かかった。
05 空の色
雲一つない素晴らしい空だった。
06 夕日
久々に見た夕日がきれいだった。
07 木の枝
ハリー・ポッターのにわとこの杖のような木の枝だった。
08 生命力
ひっそりと頑張って生えている植物に感動した。
09 シャーペン
書きやすくて毎回使うシャーペン。
10 英語
自分が得意とする英語のレッスンのテキスト。
インタビューをふりかえって(話し手本人の感想)
インタビューはどうでしたか?
他者に自分が撮った好きなものに対して共感してもらうことが嬉しかった。
また、自分がいつも気にしないことにも気づくことが出来て、うれしかった。
「自分らしいな」と感じたことはありましたか?
草など人が気にしないようなことも気にしたところ
「自分は意外とこうなんだな」と気づいたことはありましたか?
自分は意外と写真を撮るのが下手だな
インタビューをふりかえって(聞き手の感想)
散歩中に見上げた空や道端の雑草、ホットのコーンポタージュの温かさなど、日常のちいさなことを見逃さずに感動できる繊細さを持っているさいたにさん。撮影してくれた写真からもそんな感性が溢れているなと感じていましたが、実際にお話をうかがってみると、ていねいな語り口で静かに、かつしっかりと自分の気持ちを言葉にされる方で、まさに写真から受けたイメージ通りでした。「海外に住みたい」「国際的に活躍する人になりたい」という目標をお持ちとのことですが、さいたにさんならきっと、どこの国に行っても、その繊細な感性と鋭い観察眼で、その土地の魅力をたくさん発見してくるのでしょうね。ぜひその目で、広い世界をたっぷりと見てきてください!
(こども研究所 研究員K)
インタビューを読んで(ご家族の視点)
「この子らしいな」と感じたことはありましたか?
トルコ、京都が好きである
意外だった/知らなかったことはありましたか?
自分が話題にあがったこと
普段接しない大人の方でも臆しないで話していることが意外でした
その他に気づいたことなどはありましたか?
将来について書いてありましたが、希望を語る努力する人になってほしいと思いました
(さいたにさんとの関係:母)
インタビューを読んで(第三者の視点)
わたくしも帰国子女で、若いころからおのれを国際派だと思ってきたので、とても親近感が湧きました。わたくしはカナダに住んでいました。パキスタンは行ったことがありませんし、住んでいた日本人にお会いしたこともありませんで、レアだなと思いました。行きたい国がトルコということで、トルコリラ安のお話をされていますが、中学三年生にしてすでに国際派なコメントだと感心してしまいました。そして、たまたまですが茨城と京都の神社にご奉仕していたことがあるのでシンクロを感じました。実にこれからが楽しみな人であります。
(福島県、40代、神主ラッパー、CCD)
あなたも小・中学生への応援コメントを書いてみませんか?
このインタビューを読んで、共感したこと、いいなと思ったこと、応援したいことなど、あなたがこの子の語りや写真に対して感じたポジティブな気持ちを、応援コメントとして下記フォームからお寄せください。