09 3DSとSwitch
今の人間関係とか、趣味とか、自分のキャラとか、なんかけっこう決まってきた元なので
自己紹介いただいてもよろしいでしょうか?
はい。えーと、名前がキノッコリーです。中学、まぁ2年生ですね。そうだな、趣味。趣味は、まぁなんだろう、音楽とか美術とかイラストとか、そういうのが好きですね。
小1の妹さんがいるとプロフィールにありますね。年が離れてるから、妹さんとケンカとかはしない?
そうですね。わりと生活リズム的に(ケンカをすることがない)。っていうか、私がけっこうひきこもってるタイプなので、部屋に。
そうなんだ。じゃあ、一緒に遊んだりとかはあんまり?
あー、まぁ昔、幼稚園の頃くらいはしてましたけど。あと土地柄、なんかあの、二つでかいマンションがあって、そこにけっこうみんな子どもが一緒に住んでるので。けっこう友達と遊ぶときは、もうマンションの下とかで、いつでも遊べるっていう環境なので、妹も私も友達と遊んでることが多いです。
同年代の子どもたちが集まりやすいんだ。
そうですね。けっこう遊ぶところもいろいろありますし。いちおうマンションの敷地内ですけど。あのー、裏庭とかで、けっこう植物とかいっぱい生えてたり、けっこういいところがあって。
そうなんだ。そこに同年代同士で子どもたちが集まって。
あ、そうです。「今日、放課後集合ね」みたいな感じで。
へー、いいですね。
中学生では、けっこうなんか、お台場?ららぽーと豊洲とかに行ってますね。中学生は、まぁ買い物したり、まぁそれなりのことしますけど、わりと小学生の頃は、みんな裏庭で鬼ごっことか、毎日駆け回ってますね。
最近の子って、あんまり外遊びしないのかなと思ってたけど。
しないです、しないです。しないですけど、私、あのー、なんか女子より男子のほうが仲良くて、けっこう趣味とかも男子と合うので、ほぼほぼ男子と遊んでたんですけど、小学生のとき。(男子は)みんな、なんか、鬼ごっことか好きなので。(男子の友達と)ゲームしてるか、鬼ごっこしてるかって感じでした。
部活とかってやってますか?
あ、部活。あー、そうですね、部活は美術部です。部長やってます。
すごい。部長になって、難しいなとか思うことってある?
あー、けっこうありますね。あのー、主な仕事内容が、始まりと終わりの挨拶とか、まぁ掃除の時間になったら号令かけるとかなんですけど。他に、やっぱ各部活のインタビューとか。たとえば今だと、卒業生の先輩に向けてひとこととかよくあるんですけど。ちょっと私、けっこう人前だと緊張しちゃって、しゃべれなくなっちゃうので。急に「ちょっとひとこと頼める?」とか言われると、頭が真っ白になっちゃうんですよね。人前で人に向けて話すのがちょっと大変ですね。
じゃあ、写真について聞いていきたいと思います。これから話したい、みたいな写真ってありますか?
うーん、そうだな。9番。
09〈3DSとSwitch〉ですね。これはどういう写真でしょうか?
これは、あの、あれですね。ゲームとかですね。えーと、上の長いのが(Nintendo)Switchで、下の青いのが(ニンテンドー)3DSなんですけど。
はい、はい、はい、はい。
私、あのー、小2まで宮城県にいて。幼稚園の年中から。で、そのときにまだSwitchが出てなくて、3DSをすごい仙台の友達と遊んでて。それがそれ(写真のニンテンドー3DS)なんですけど。けっこうシールとか貼ってありますけど、『妖怪ウォッチ』がすごい好きで、今でもたまに自分の趣味の、あの、元というか。わりと好きなものに、『妖怪ウォッチ』のあれ、なんか面影があったりするんです。
そうなんだ。原点みたいな?
あ、そうですね。そうです。原点みたいな感じですね。もう元からすごい男子のグループにいて。そうですね、それからSwitchとかも出て、えーと、まぁSwitch買ってもらって、クリスマスとかに。そのあと1年くらいして、あの、東京のほうに戻ってきたんですけど。そしたら、あのー、隣の席の子が、まぁ、●●くんっていうんですけど。なんかあの、「今日、放課後空いてる?」「今日、放課後遊ぼう」みたいな話をされて。自分がSwitchでゲームやってるよみたいな話をしたら。そこから、すごい毎日、友達とけっこうゲームとか鬼ごっことか、その生活が始まったんで。それが元で、もう今の人間関係とか、趣味とか、自分のキャラとか、なんかけっこう決まってきた元なので。
なるほど。小3で引っ越してきて最初に仲良くなった●●くんとは、Switchがきっかけで遊ぶようになったんだ。
あ、そうですね。わりと仙台では、あのー、まだ発売直後だったのもあって、Switch持ってる人がほとんどあんまりいなかったんですけど。やっぱ東京はまぁなんか都会っていうか、すごい都会を感じたんですけど。
都会はSwitchの保有率高いな、みたいな。
そうですね。ほんとに。カルチャーショックが。
06 コミケ
07 コミケの日の出
08 革蝉さんのブースポスター
01 秋葉原
なんなら、オタクは称号だと思ってるので
あんまり女の子と遊ばなかったって言ってたけど、それはなぜだろう。
なんかあのー、雰囲気。雰囲気っていうか、なんかコミュニティがあんまり好きじゃなくて、女子の。あのー、ずっと思ってたんですけど、男子って、意外ともう、たとえばなんていうかな、あのー、自分から相手にぶつかって、相手もちゃんとぶつかり返してきてくれるから、すごい刺激が生まれるみたいな構図なんですけど。女子はわりとみんな、みんなで平和に、みたいな感じなんで。ちょっと、あんまり趣味とかが合わないと。ちょっとつまんなく感じちゃう感じだったので。
女子で趣味の合う人はいなかった?
今、一人二人くらいいます。やっぱ中学生になっちゃうと、あのー、わりと男子は男子でかたまったり。今は女子と。まぁ男子とももちろんしゃべりますけど。その、(男子と女子の)真ん中にいるタイプですね。あと私、中1で一回別の学校行ってたので。で、普通にやめて、中2からこっちに戻ってきたんですけど。
そうか、途中からだとグループに入るの難しい感じもあるのかな?
まぁ、もちろんそういう心配もけっこうありましたね、やっぱ。こっちに転入してくるとき。特に女子なんで、やっぱりグループできちゃったりしてるときついと思うんで。
実際に転入してみたらどうだった?
あー、いや、わりとぜんぜん。まぁあの、小6までの友達がグループに入れてくれて、みたいな感じでしたね。あと、もうひとつ、趣味の合う女子の友達?が、他クラスなんですけど、その子はわりと別の学校に行ってるときもけっこう交流があって。なんか一緒に好きな共通な趣味のイベント行ってたり。その子はけっこうずっと仲良かったですね。コミケ(コミックマーケット)も一緒に行きましたね。2回くらい。
06〈コミケ〉という写真もあるね。これはお友達と行ったの?
これは、あの、一人で行ったときのやつなんですけど。なんか日の出前?ですね。冬のコミケなんですけど、これ。めっちゃ寒くて。写真は(アプリの機能で)けっこう明るいんですけど、めっちゃ暗くて、ほんと見えませんでした。
コメントに「戦場」って書いてあるけど。
戦場ですよね、まじで。人がすごくて。めっちゃ多くて。まぁこれはぜんぜんすごく早い時間なので。だからまだ人は少なめですね、これ。
そっか。07〈コミケの日の出〉には人がたくさん並んでるものね。
あ、そうですね。これは日が出てきたときですね。
コメントに「オタクたち」って書いてあるけど、キノッコリーさんは自分自身のことをオタクと思うの?
まぁ勝手ながら、そうですね。
そうなんだ。オタクって、人から言われることに対しても抵抗ない?
はい。大丈夫です。なんなら、オタクは称号だと思ってるので。あのー、幼稚園の頃からすごいマンガとか読んだり、アニメ好きだったんですけど、なんか、『ラブライブ!』ってあるじゃないですか?私はあれ見たことないんですけど、なんかネットであれ、ザ・秋葉原みたいな、すごく大量の缶バッチとか旗とかを持った、ザ・オタクみたいな人の写真を見て、なんだこれ!かっけー!みたいな。
へー、そうなんだ。
はい。まぁ、よく俗にいうキモオタみたいな感じのやつに、すごい憧れて。こんなに趣味をさらけ出してすごい、みたいな。
かっけーっていうのは、自分の趣味をさらけ出してることがかっこいいっていうこと?
そうですね。すごい特殊でいいな、みたいな。ぜんぜんそれ(特殊)でいいと思います。てか、それがいいと思います。いつか、この(コミケに)集まってる、このオタクたちのような貫録を醸し出したいですね。けっこう人と違うこととかのほうが好きなので、私は。
キノッコリーさん自身は、まだちょっと足りない?
そうです。ぜんぜん青二才なんで、私は。
08〈革蝉さんのブースポスター〉も、コミケの写真?
あ、そうですね。これ、すごくて。これ、ちょっとあの、(写真の)コメント書くときに、ほんとはすごい削ってこれなんですよね。
これ、今はどうしてるの?部屋に飾ってる?
あ、今、そのへんに貼ってます。っていうか、私の部屋、すごいいろいろ貼ってありますね。なんかフィギュアとかも。
フィギュアの話が出たから、01〈秋葉原駅〉の写真にいってもいい?
はい。あー。フィギュア、めっちゃ好きですね。今、ほんと机とかにもありますね。こういうのとか。(画面越しにフィギュアを見せる)これはあのリゼロ(『Re:ゼロから始める異世界生活』)のレムって子ですね。
そうなんだ。ちなみに、秋葉原ってどのくらいのペースで行ってるの?
秋葉原は、ほんとイベントがある月によりますけど。月1くらいは行ってますかね。行くときは、ほんと2週間とか連続で行ったりしますけど。ほんとイベント、全通(複数回あるイベントや公演に全部通うこと)したりとか。
秋葉原に行きはじめたのって、いくつくらいのとき?
いくつだったかな、小学5……4、5年生くらいですかね。たしか4年生くらいでした。
最初は誰かと一緒に行ったの?
1回目は、お母さんと行きましたね。まぁさすがに中学生とかになってから、もう一人で行けるようになったので。小学生のときは、(お母さんと)一緒に行ってましたね。
秋葉原に行ったりとか、コミケ行ったりとかって、お母さんは心配したりとかしない?
あー、いや、ぜんぜん大丈夫な感じです。けっこうオープンな。寛容。
お母さんも秋葉原とかコミケとか好きなのかな?
いや、お母さんはぜんぜん。むしろ、ぜんぜん、あんまりこういうの見てこなかったタイプらしいです。
02 おみやげ
03 初音ミク
ああいう感じの、平成みたいな感じが好きで
次はどの写真にいきましょう?
えー、あーと、じゃ2。
02〈おみやげ〉。これはどういう写真でしょうか?
これはまぁ、わりとコメントどおりなんですけど。友達にもらった北海道のお土産ですね、これ。あのー、ちょっとこれ描いてある面(スケッチブックの中のページ)なので見えないんですけど、表紙に、あの、私、初音ミク好きなんですけど、初音ミクの絵とか描いてあるスケッチブックですね、これ。なんかその友達、これ買ったのが、北海道の雪ミクミュージアムっていうのがあって、わざわざそこ寄ってくれて買ってきてくれたそうで。
キノッコリーさんのために、わざわざ寄ってくれたってこと?
あ、そうですね。私一人しか(初音ミク好きが)いないはずなので。けっこう嬉しかったですね。あの、わりと昔からいつも遊んでるメンツの人なんですけど。けっこういいやつですね。
ちなみに、このイラストはキノッコリーさんのオリジナル?
これは、普通に自分でオリジナル。オリジナルっていうか、適当に。猫モチーフみたいな感じでしたね。これもらって、これ初日の試し描きみたいな。
03〈初音ミク〉も、そのスケッチブックですか?
あ、これ初音ミクですね。これもさっきスケッチブックの、もらったやつです。
初音ミクの魅力って、何かな?
なんかあのー、そうだな、ニコニコ動画とかってあったじゃないですか?
あれ、もうなくなったの?
あ、あります、あります。全盛期が終わったみたいな。すいません。
はい、はい。
あの、ああいう感じの、平成みたいな感じが好きで。平成って、なんかけっこうオタクの全盛期みたいなイメージがあって。その『ラブライブ!』の人とか。けっこう面白い人がいっぱいいた感じかなみたいな。
令和はオタクが下火になっちゃってるってこと?
そうですね。まぁやっぱ年的に平成のオタクたちが、あんまり(アニメなどを)見なくなったのと。あのー、令和はなんかけっこうおしゃれな。推し活とかってよく言われてるじゃないですか。ああいうこぎれいな感じのが増えちゃって。
面白い。そうなのか。
あちらはあんまり、ちょっと好みではないですね。
平成のオタク文化の象徴が初音ミク?
あ、そうですね。そういうのの一部。そういう点でも好きですね、すごい。まぁあと、私、けっこう音楽、曲とか聞くのも好きなんですけど。すごいいろんな人が初音ミクというツールを使って、あのー、曲を作ってるので、すごいぜんぜんほんと無限に曲が作られるので、けっこう飽きないし。曲っていうのは、わりとアニメとかと違って、飽きがきにくいものですし。そういう点で、一番長く推してますね、ミクさんは。単純にビジュアルも好きです。
ビジュアルも好きっていうのは?
なんかあのー、青髪。あの、重ったいツインテール。もっともオタクが好きそうな、このゴテゴテ、でも意外とシンプルな見た目が好きです。
05 画集
10 チョコボー
(魅力をひとことで言うと)実家感
05〈画集〉は、どういう写真ですか?
これは、あのー、好きなイラストレーターさんの画集ですね。えーと、けっこうイラスト描くのも好きですし、見るのも好きなんですけど。アニメとかも好きなので。これは、今持ってた画集を、とりあえず集めて撮ったやつです。
好きなイラストレーターさんとか、絵師さんの共通点ってある?
世界観がしっかりしてる感じですかね。あと、すごいみんな個性がすごい、あのー、絵だけ見てこの人だって分かるような絵を、みなさん描いてらっしゃいますね。それはすごく重要な武器だと思いますね。
イラストを仕事にしてみたいって気持ちはある?
あー。ありますね、わりと。デジタル欲しいんですけど、あのー、私、今iPadとか持ってなくて。デジタル描こうと思ったら、指描きになっちゃって、スマホだと。それでもできなくはないんですけど、ちょっとさすがにきついし、指も疲れるので。なかなか手だしできないですね、今。もう受験生だし。
そうか。受験終わったら挑戦してみたいなって感じ?
そうですね。高校になれば、まぁ余裕はできると思うので。アルバイト、すごくしたいんですよ。
それはデジタルで描く道具を買うために?
あー、そうですね。それもありますし、あと普通に、まぁ、元は普通に、あの、1オタクなので、グッズとかももちろんいっぱい欲しいですし。いろんなイベントも、ライブも行きますし。
趣味活動にお金がかかるってことか。
そうですね。あと、わりと私、放課後ずっとヒマで。ずっと、よく動画の広告とかに出てくるような、しょうもないゲームみたいな、ヒマつぶしゲームをずーっとやってるような感じで。すごい時間無駄にしてる感がひどいです。かといって、勉強するのも面倒くさいし。ヒマだから勉強するの、癪なんですよ、なんか。
10〈チョコボー〉は、どういう写真ですか?
これは、その、なんだっけ。あの、最初のSwitchの話のとき言った『妖怪ウォッチ』、あれのなかに出てくるジバニャンって、ご存じ……?
うん。ジバニャンは分かる。
ジバニャンの好きな、いっつも食べてるお菓子ですね。あれが商品化されて、そのまま売ってる、そのままのデザインで。昔から売られてるやつですね。
アニメに出てくるお菓子が実際に売り出されたってことか。
そうですね。あのー、すごい、昔、ちっちゃい頃に、けっこう食べてて、これ。でも途中で東京に来てから、見かけなくなったので。売らなくなっちゃったのかな、みたいな。『妖怪ウォッチ』も、けっこう廃れてきちゃったので、やっぱ時代で。諸行無常だな、みたいな。でも、最近、たまたまイオン行ったら見つけて。っていうか、お母さんが見つけてきてくれて、買ってきてくれたんですけど。懐かしい。まぁ今でも好きなんですけどね。
最後にチョコボーの話を聞いて、1周した感がある。やっぱり原点は、『妖怪ウォッチ』なんだっていう。
そうですね。私、幼稚園のときに、『コロコロコミック』、あれ読んでて。あれ、けっこう毎月買って読んでて、すごい。そこに『妖怪ウォッチ』も連載されてて。でも、その当時から3DSはけっこうハマってて。そこからわりと部屋中にポスター貼ってたり。思えば、幼稚園の頃からすごい、そういう、そのけはありましたね、けっこう。グッズも集めてましたし。
『妖怪ウォッチ』の魅力をひとことで言える?
あの、実家感。すごい安心感というか、そう、これこれ、みたいな。世代っていう安心感もありますね、やっぱり。私の世代はみんな『妖怪ウォッチ』ですね。全盛期なんで。あと、これ、『妖怪ウォッチ』って、3DSのゲームが原作なんですけど。そのゲームを、仙台でみんなでやってて、3DSでずっと。それの思い出も一緒に、みたいな感じですね。それでけっこう思い入れがある感じですね。
最後に二つ質問があります。まず一番好きな写真はどれですか?
えーと、どれにしよう。うーん。うーん、2(〈おみやげ〉)か3(〈初音ミク〉)。うーん、2番で。
じゃあ、自分らしいと思う写真はどれですか?
うーん、3番ですかね。
これが一番自分らしい?
はい。ミクも好きだし、絵描くのも好きだし、みたいな。
(聞き手:こども研究所/Zoomにて)
撮影写真一覧
01 秋葉原駅
私は秋葉原によく行っていて、イベントがある時はもちろん普段からフィギュアやグッズの掘り出し物を探しに足を運びます。あんまり通うので、電気街を歩くのは地図いらずになりました笑
02 おみやげ
この絵を描いたスケッチブックは友達が北海道のお土産にくれたものです。私は初音ミクが好きなのですが、なんとわざわざ雪ミクミュージアムに行って買ってくれたのだそうです。絵を描くのが趣味なので、スケッチブックというチョイスもありがたいですね。
03 初音ミク
2枚目と同じでおみやげにもらったスケッチブックに描いた絵です。絵を描くのは好きですが色塗りがあまり得意ではないです。初音ミクは好き。
04 愛用ペン
コピックマルチライナーというペンです。主に線画のペン入れをする時に使います。とても使いやすく、種類が多いので長年愛用しています。
05 画集
好きなイラストレーターの画集8冊です。自分で絵を描く時に悩んだら参考にしています。私が特にイチオシなのは右下の米山舞さんという方です。力強い絵で、シーンの流れや息遣いが伝わってくる繊細で大胆な表現が特徴的です。
06 コミケ
2023年の冬コミに行った時の写真です。写真だと明るめですが日の出前なので実際はとても暗く寒いです。コミケは戦場とはよく言ったもので、この時間に並ばないと売り切れで手に入らない物がたくさんあります。
07 コミケの日の出
6枚目に続き夜が明けてきたコミケ待機列での写真です。冬の寒い中、受付開始を待ち4時間ほど外で並ぶオタクたちは、まさに戦士と言えるでしょう。だんだんと列に加わる同士も増え、皆で迎える日の出にはえもいわれぬ感動があるものです。
08 革蝉さんのブースポスター
コミケで手に入れた1枚限定の非売品ポスターです。ブースポスターとは、コミケで物を頒布する側の人たちが看板として机に貼るポスターです。コミケの終了が近くなると、じゃんけん大会などでポスターをもらえることがあるのですが、私は好きなイラストレーターの革蝉さんという方のブースでじゃんけんに勝ち、本人から直接ポスターを頂きました。1点物なのでめちゃくちゃレアです。
09 3DSとSwitch
放課後、友達と遊ぶ時にいつも使っていたおなじみのゲーム機です。私は女子と遊ぶのがあまり好きではなかったので、毎日男子集団と一緒にゲームをしたり鬼ごっこをしたりしていました。よくプレイしていたのは妖怪ウォッチとフォートナイトとスプラトゥーンです。
10 チョコボー
チョコボーというお菓子です。妖怪ウォッチのゲームやアニメで実際に出てくるもので、小さい頃によく買っていました。あまり見かけないので販売終了したかと思ったら、近くのスーパーで見つけたので嬉しかったです。
インタビューをふりかえって(語り手本人の感想)
インタビューはどうでしたか?
自分のことについて考えをまとめる良い機会になったと思います。
「自分らしいな」と感じたことはありましたか?
秋葉原や初音ミク、イラストなど写真のほとんどが自分の趣味に関わるものだったことです。
「自分は意外とこうなんだな」と気づいたことはありましたか?
人見知りをしがちなのでうまく話せないかもしれないと思いましたが、自分の好きな分野の話題だと意外と緊張せずに喋れました。
インタビューをふりかえって(聞き手の感想)
冷静で丁寧な口調でありながら、豊富な語彙力で好きなものを熱く語ってくださったキノッコリーさん。「ひきこもっているタイプ」や「青二才のオタク」とご自身を表現されていましたが、SNSで情報収集をしながら、秋葉原や有明へとフットワーク軽く移動する姿には都会的なスマートさを感じました。「なぜ平成のオタク文化に憧れるのか」「なぜ初音ミクが息の長い人気コンテンツとして愛され続けているのか」など、とてもわかりやすく解説してくださって、インタビューの終わりに自然と「勉強になりました」と口にしていました。
(こども研究所・研究員S)
インタビューを読んで(ご家族の視点)
「この子らしいな」と感じたことはありましたか?
どの写真からも、好きな事に一直線な所は昔から変わらないな、と感じました。特に7の「コミケの日の出」の写真では、熱意を感じました。
意外だった/知らなかったことはありましたか?
転勤で引っ越したり妹が生まれたりで、生活環境がガラッと変わる事が多い幼少期でしたが、過去(原点)を大切にして自分を見失わないでいることは意外でした。9の「3DSとSwitch」の写真では、ただのゲーム機を超えた想いがある事を知りました。
その他に気づいたことなどはありましたか?
「オタク」は奥が深いなぁと、勉強になりました! 正直、最初はスポーツを頑張っていた娘が変わっていくのが怖かったのですが、私とは全く違うタイプの娘を育てることで、変わらないといけないのは親の方だと気づかされました。これからも娘には娘らしく、探究心を持って自分の好きなことを思う存分楽しんで生きてほしいと改めて思いました。
(キノッコリーさんとの関係:母)
インタビューを読んで(第三者の視点)
読んでいて共感できるところが沢山ありました!私も女子とではなく、男子と放課後に妖怪ウォッチやポケモンを3DSで通信して遊ぶことが多かったのでとても懐かしくなりました。あの時間に戻りたい(笑)生粋のオタクだな〜と思いつつ、それを誇りにしているのがすごく良い!そして、それがイラストという特技を生み出す要因になっているのではないかとも思います。今後も好きを突き詰めて欲しいですね!
(山形県、10代、大学生、程よく狂うオタク)
あなたも小・中学生への応援コメントを書いてみませんか?
このインタビューを読んで、共感したこと、いいなと思ったこと、応援したいことなど、あなたがこの子の語りや写真に対して感じたポジティブな気持ちを、応援コメントとして下記フォームからお寄せください。