スランプ以外ずっとものづくりをしている 横浜の中学2年生の話

写話#050
話し手:ぷちも
インタビュー実施:2022年度

学年:中学2年生

性別:女性

居住地:神奈川県横浜市

家族構成:父、母、本人

所属部活動:美術部

学習塾:数学、英語

習い事:—

趣味:ものづくり、イラスト(デジタル)

特技:ものづくり、アバター制作

最近ハマっていること:ドール作り

これからやりたいこと/なりたいもの:ドール関係のものを販売する仕事

一番自分らしい写真

11 ツギハギぬいぐるみ
02 レジン作品2

02 レジン作品2

03 ドール服1

03 ドール服1

04 ドール服2

04 ドール服2

05 ドール用スニーカー

05 ドール用スニーカー

手芸などのものづくりが大好きで、イラストも描いたりします

自己紹介をお願いできますか?

はい、それでは自己紹介させていただきます。私の名前は、ぷちもと申します。好きな動物はナマケモノ、好きな食べ物はうどんです。趣味は手芸などのものづくりが大好きで、イラストも描いたりします。特に好きなのはドールとアバターです。今日はよろしくお願いします。

写真についてお聞きしたいですけど、特に話しやすいものとかありますか?

あ、基本的に話しやすいものをまとめたので、(どこからでも)だいじょぶです。

じゃあ、01〈レジン作品1〉と02〈レジン作品2〉から聞いていきますね。こういうイラストはよく描くんですか?

そうですね、あのー、けっこうイラスト描くのが好きで、ミニキャラと呼ばれるような頭身の低めのキャラを描くことが多くて。そのイラストを、なんか、アクリルキーホルダーみたいなものにしたいなぁと思って、簡単に描いて、一回オーブンで固めて、で、その後ろにレジンを着色したものを注いで、みたいな感じで作りました。

すごくきれいだけど、誰かに贈り物とかしたりするんですか?

そうですね、あの、知り合いとかにときどき会うときに、その知り合いの好きなモチーフとか入れたりして、作って渡すことはあります。

何か感想とかもらったりします?

はい、渡した人たち、あの、みんな「すごいきれいだ」って喜んでくれて、ものによっては「これどうやって作ってるの?」とか興味を持って聞いてくれたりして、すごい嬉しいです。

渡すのはどういう人たち?同い年のお友達とか?

同い年というより、あのー、私知り合いが塾の先生だったりとか、そういった、まぁ、年上の方が多かったり、あと、いとこだったりに渡したりします。

03〈ドール服1〉、04〈ドール服2〉、05〈ドール用スニーカー〉は、ドールの服ですね。こういうのは、いつ作るんですか?

基本は隙間時間を見つけたりしたときに少しずつするときもありますし、なんか丸一日何も用事がないみたいなときは、もうその日はそれだけみたいな感じでずーっと作ってたりもします。

こういうのは作るのにどれぐらい時間がかかるのかしら?

あ、ええと、今回の写真のドール服は、けっこうおっきめのサイズで、それだと基本1日〜1週間。すごい簡単なデザインだと1日ぐらいで終わるんですけど、凝ったデザインとかパニエとかまで作るとしたら1週間ぐらいかかります。

デザインはどうしているんですか?

デジタルイラストとして、アプリ使ってiPadにサササッて思い浮かんだのをなんかメモ書きみたいに溜めておいて、で、そのなかから作ろうって思ったときにぴったりのデザイン探して。で、もしぴったりのがない場合は、今まで描き溜めたなかから二つぐらいチョイスして混ぜたりとかもしてます。襟部分はA使って、スカート部分はB使って、みたいな感じで混ぜてます。

そういう発想の源は何なのかしら?いろいろと研究をしているんですか?

基本はドール服を作られている方々の画像を見たり、あとは、あのー、実際に作って販売してるアゾン(インターナショナル)さんだったりとか、そういったドールメーカーさんのお洋服見たり、あとまぁ、イラストからアイデアをもらう場合もあります。基本的には、人形モチーフ作りたいなって思ったら、「人形 デザイン」とかで調べて、で、検索にヒットしたものをいくつか見て、みたいな感じです。

かわいくておしゃれなものをたくさん作っていますが、お母さんとかお父さんにプレゼントすることもありますか?

あー、ドール服は、あの、ほんとに私の趣味なので渡すことはないんですが、なんか小さいぬいぐるみだったりキーホルダーだったりは作って渡すことはあります。

そういうとき、どんな言葉をかけてくれますか?

え、なんか作品にもよるんですけど、「すごいかわいいね」とか、あと「ここよく縫えてるね」と。あの、母もけっこう手芸が得意なので、「ここもっとこうしたらいいんじゃない?」みたいなアドバイスくれたりもします。

06 セリアドール

06 セリアドール

07 シルキィちゃん

07 シルキィちゃん

15 アレスくん

15 アレスくん

11 ツギハギぬいぐるみ

11 ツギハギぬいぐるみ

すごく嬉しくて、いつか私もこうやって作れるようになりたいって思って

ぷちもさんはいつからドール服を作りはじめたんですか?

小4ぐらいですかね。もともとシルバニア(ファミリー)が大好きで、そのお洋服作りたいと思ったのがきっかけで。で、針とかで縫うのを許されたのが小4からなんですよ。なんか、YouTubeとかに作り方の動画があって、それを見ながらリボンとか使って作ったりしました。

じゃあ、その前からやりたいっていう気持ちがあったんですね。

はい。その前は、あの、ぬいぐるみに編み物で服作ったりはしてました。

そういうのをやりたいって言ったとき、お父さんお母さんはどんな反応でした?

え、なんか、すごい、なんていうんですかね、「いいね」みたいな感じで。もう興味あることはなんでもやらせてくれる親なので。「やりたいんなら、もう応援するよ」みたいな感じで、すごいサポートもしてくれて、材料とか選んでくれたのも最初は母ですし、「これ縫いやすいんじゃない?」みたいな感じでアドバイスくれたりもしました。

手芸が好きになったきっかけはあったのかな?

あぁ、手芸が好きになったきっかけは、あのー、幼稚園の頃に母が……私がなんか欲しいっていう髪ゴムがなくて、それを作ってくれたんですよ、似た感じで、フェルトとか使って。もうそれが、そのときの私すごく嬉しくて、いつか私もこうやって作れるようになりたいって思って。

すごい素敵なお話。そのときに作ってもらった髪ゴムってまだあるんですか?

はい、あの、家に保管されてて。今はぬいぐるみの耳につけたりとかもしてます。

手芸はどういうところが面白いですか?続けていける原動力が知りたいと思って。

やっぱり、なんか理想通りに作れると嬉しいですし、理想通りに作れなくても、ここ失敗しちゃったから次はここ頑張ろうとか思えたり。あとは、ま、ここ間違えたけど、これもすごいかわいくなったなみたいな、新しい発見があるのもすごく楽しくて。やっていてもうずっとワクワクしてます。

普段のぷちもさんのお洋服も、ドール服に似たような感じなのかしら?

基本はあの、今みたいなパーカーが多くて。なんか、私自身あんまりフリフリしたのがちょっと着るのは苦手で、ただ見るのは好きなので、自分が着れない分までドールちゃんに着せたいなみたいな、そういう気持ちもあります。

06〈セリアドール〉、07〈シルキィちゃん〉、08〈菜々子(ななこ)ちゃん〉の3つは、セリアで売られているドールヘッドを使ったものですね。そういうのもよく利用しますか?

そうですね、最近はドールメイクにけっこうハマっていて、それであの、セリアだとけっこう安く、110円でヘッドとかボディが売られているので、それをよく利用します。

こういうメイクって、普段ぷちもさん自身でもします?

私はアレルギーがちょっとあるのもあって、母がアレルギーすごくて、私もメイクやったらなるんじゃないかみたいな不安あるらしくて、あんまりやってないです。私もまぁメイクで着飾ろう的な考えはないので。

「菜々子ちゃん」とか「シルキィちゃん」とか、お名前はどういうふうに考えるんですか?

自分で考えたり、あとは母に名前をつけてもらったり、あと、どうしても思いつかないときは同い年の友達とか知り合いに「この子どういう名前がいいと思う?」みたいな感じで聞いたりします。

ドールを作ってるお友達がまわりにいるのかしら?

や、それがあの、探してるんですけど、ドール関係の趣味の方がぜんぜんいないんですよ。それであの、キャラを作ったりとか、キャラメイクとかが好きな方はけっこういるので、そういう方に聞いたりしてます。あの、お互いが違う趣味だからこそ、なんか自分では思いつかなかったような発想とかももらえるので、すごい助かってます。

今まででこれがよかった、みたいなのはありますか?

そうですねぇ、ちょっと後ろのほうにあると思うんですけど、ドラゴンのアートドール……アレスくん(15〈アレスくん〉)の名前も、その知り合いにつけてもらったもので。火星を意味してるらしいんですよ、アレスくん。そういう考え方もあるんだ、みたいな。今まで色とかからしか考えてなかったので、それを火星とか、まぁ宇宙関連とか神話とか、そういったものから考えるのもあるんだ、みたいな感じで、すごい大発見しました、そのとき。

他にもそういうエピソードのある写真はあります?

そうですね、名前つけてもらったのは今回だと、母に名前つけてもらったの、今映っているハギー(11〈ツギハギぬいぐるみ〉)なんですが、端切れを使って作った子で、「端切れが多いからハギーなんてどう?」みたいな感じで名前つけてもらいました。

かわいい。フェルトの端切れですか?

はい。フェルトで何か作るときに出てきた端切れとかも全部袋にまとめてあるので、それを何か利用できないかなと思ったときに作ったのがこの子です。

14 ヨウ

14 ヨウ

13 レミニちゃん

13 レミニちゃん

10 えみるのドール

10 えみるのドール

スランプの時期以外はずっと物作り続けてるので

「好みを詰め込んだ」とコメントにある14〈ヨウ〉についても聞きたいと思うんですけど。

はい。その子はあの、ほんとにもう、角とか額のマークとか目に模様とかジト目とか、そういう好きな要素を、もうとりあえず落書きみたいな感じでバーッて箇条書きにしたのを、絵に起こしたらすごい好みの子ができあがって。それでそのまま、そうだ、現実にも呼び出してしまおうと思ってアートドールという手法で作ってみました。

こういう作品がきっとたくさんあると思うんですけど、写真に撮るものを選ぶのも大変だったんじゃないですか?

そうですね、けっこう絞り込んだりするのが大変でした。もう家にはいない、知り合いとかにプレゼントした作品とかも含めたらほんとに、もう自分でも把握しきれないぐらいなんですけど、なんか、これいいかもみたいな発想からもう熱中して作るってことが多いので、もう何も思いつかないみたいなスランプの時期以外はずっと物を作り続けてるので。

思いつかないスランプの時期っていうのもあるんですね。

あの、ほんとに、自分でもなんでそうなるまでやっちゃったんだろう?って感じはするんですけど、あのー、たくさん作りすぎて要素が被っちゃうみたいな感じで、新しい要素を早くインプットしないと、みたいな感じになります。

スランプに陥ったときはどうやって過ごすんですか?

ええと、普段よりもなんか、知らない動物ないかな?みたいな感じで、まずネットで「珍しい動物」みたいに調べたり、あとはなんか、民族衣装とかそういうのも見てみたり。あとはテレビ見たり、あと、いつもは見ないジャンルのYouTube見たり、みたいな感じです。

あの、すごい変わった感じのは、なんか魚をさばく動画をスランプ中に見たんですよ。そのときになんか、すごい鱗きれいだなっと思って、鱗から連想して人魚のドール作ったり、みたいな感じで、けっこうぜんぜん関係なさそうなものでも考え方によっては新しい作品が生まれる、みたいなことがけっこうあります。

今回、19点の写真を撮ってくれたけど、選ぶときの基準みたいなのってありました?

やっぱりできるだけ最近のもので、思い入れとか新しい発見あったものだったり、あとはそうですね、これ話したいなみたいな、ほんと私の感情的なもので選んだりもしました。

まだ聞いていないもので、これはというものはありますか?

あ、じゃ、今(画面に)出てる13〈レミニちゃん〉の写真の話をしたいんですが、あの、この子を作るときに改めて、そういえばアートドールって何が基準なんだろう?みたいな感じで疑問に思って調べたんですよ。そしたらアートドールって実は、特にどんなのがアートドールなのか、みたいのが決まってないらしくて。なので作り方もすごいバラバラで、検索するとほんといろんな作り方出てくるんですよ。まぁ大雑把にいうと、企業によって量産された商品じゃない人形のことを示すらしくて。で、面白いのがですね、英語で「ART DOLL」と検索すると、人型のお人形がほとんどなんですが、日本語で「アートドール」って検索すると、そのほとんどが人外(創作コンテンツにおけるヒト以外のキャラクター)とか動物とかのが多いんですよ。ま、それがすごい面白いなと思って、アートドールの沼にもうすごい沈んでたときかなと思います。

ぬいぐるみとかドールとか、みんなを並べておくスペースはおうちにあるんですか?

はい、今は衝立で隠れてるんですけど、(自分の部屋の)この後ろにすごいズラーッて並んで……

この他に、これについて話したいというものはありますか?

じゃあ、この10〈えみるのドール〉、いいでしょうか。ねんどろいどドール(2.5等身にデフォルメした手のひらサイズのフィギュアシリーズ)というものが存在していて。で、そのねんどろいどをけっこうカスタムしてる方がTwitterとかでよくいて、で、それを見て私もやってみたいなと思ったので、カスタムフェイスパーツっていう何もペイントされてない(顔の)パーツがあって、で、それにアイペイントして、オリキャラ(オリジナルキャラクター)のえみるっていう子をねんどろいどのパーツ使って作ってみました。

お母さんとのお話はたくさんお聞きできたけど、お父さんもこういうの応援してくれます?

はい、すごい応援してくれて、なんなら父はあの、レジンがすごくハマってるんですよ。もともと私が誘ったんですけど、私よりもすごいハマっちゃってて。父もコツコツ作るのが好きなので、こう、私よりも細かい作品とか作ってて、なんかあと「試行錯誤するのが好き」とも言ってました。

そういうところをぷちもさんも受け継いでいる感じでしょうか。

はい、たぶん受け継いでるんだと思います。父とはもう、ほぼほぼ、母にも言われてるんですけど、「コピーみたいだね」って言われるぐらい、けっこう行動似てて。で、母とはやっぱり手芸関係とか、そういう手先の器用さとか似てるのかなと思います。

どの写真も好きだと思うんですけど、そのなかでも一番好きな写真はどれでしょう?

そうですねぇ、このなかだとシルキィちゃん(07〈シルキィちゃん〉)かなって思います。シルキィちゃんは、フィギアヘッドで初めてなんか、油性ペンだったんですけど、描いた子でもありますし、あと、髪の毛とか粘土で作ったり、本当に新しいことをたくさん挑戦した子で、なんか、実際の対応してるあのボディと違う、もうひとつセリアから発売されてる7センチボディっていうのを使った子なので、ちょっと通常とは違う使い方もしてたりして、あと、ここでは見えてないんですけど猫耳も作ったりして、もともと白猫とか黒猫とか、猫系が好きなのもあって、すごい気に入ってます。

じゃあ、自分らしい一枚を選ぶとしたらどれでしょう?

あぁ、自分らしいでいうと、まぁあのー、けっこうツギハギのあのぬいぐるみの子(11〈ツギハギぬいぐるみ〉)ですね。その子とは別に垂れ耳の子がいます。なんていうんですかね、私、ツギハギ系が好きなのもあるんですけど、ハロウィンのときになんか、ほんと適当に描いたやつだったんですけど、すごい、ま、これもけっこう気に入ってて。あとなんか、目の焦点合ってないとことか、首が傾いてるところとか、なんかすごいけっこう個性ある感じでできていますね。紫も好きで、この子、けっこう私の好きな色というか、好きな布も合わせてたりするので。

将来どういうものになりたいとか、こういう方向にいきたいとか、何か考えていることはありますか?

将来はあの、まぁそこまでいくの難しいかなとは思うんですけど、あの、なんか、理想を言ってしまえば、ドールのメイクしたヘッドをヤフオク!とかで出品してる方もいるので、そういったものをやってみたいなと思ったり。あと、ドール服を販売してる人もいるので、そういった、まぁドール関係のものを販売する仕事をやりたいなと思ってます。

(聞き手:こども研究所/Zoomにて)

撮影写真一覧

01 レジン作品1

01 レジン作品1

UVレジンという素材を使い、立体的な作品を作ってみました。

02 レジン作品2

02 レジン作品2

自分で描いたイラストをキーホルダーにしてみたいと思い、UVレジンとプラバンを使い作ってみました。

03 ドール服1

03 ドール服1

家にいるドールに冬服を作ろうと思い、白ベースに紺のレースを入れた長袖の服を作ってみました。

04 ドール服2

04 ドール服2

家にいるドールに夏服を作ろうと思い、ストライプ柄の布でセーラーワンピを作りました。

05 ドール用スニーカー

05 ドール用スニーカー

家にいるドールに合う靴がなかなか見つからなかったので、YouTubeなどを参考に自作してみました。

06 セリアドール

06 セリアドール

100円ショップ「セリア」で販売されているドールヘッドにメイクをしました。 ウィッグとアイも手作りです。

07 シルキィちゃん

07 シルキィちゃん

100円ショップ「セリア」で販売されているドールヘッドにメイクをしました。 モチーフは白猫で、写真では隠れていますが猫耳もついています。

08 菜々子(ななこ)ちゃん

08 菜々子(ななこ)ちゃん

100円ショップ「セリア」で販売されているドールヘッドにメイクをしました。 ボディはピコニーモで、ウィッグも自作しました。

09 アイペイントしたドール

09 アイペイントしたドール

ヘッドにアイペイントをしたドールです。 ウィッグも毛糸を使い自作してみました。

10 えみるのドール

10 えみるのドール

オリキャラの「えみる」をねんどろいどのパーツを使い作成してみました。

11 ツギハギぬいぐるみ

11 ツギハギぬいぐるみ

ハロウィンの頃に描いたイラストのデザインが気に入ったので、ぬいぐるみにしてみました。

12 ハギー

12 ハギー

ハロウィンをモチーフにしたうさぎのアートドールを作りました。 ツギハギの部分は目立つように黒い手縫糸で縫ってみました。

13 レミニちゃん

13 レミニちゃん

コウモリをモチーフにしたアートドールを作りました。 羽や足には針金を入れているので、ポーズをとることができます。

14 ヨウ

14 ヨウ

私の好みを詰め込んだアートドールを作りました。

15 アレスくん

15 アレスくん

オリジナルのドラゴンのアートドールを作りました。 名前は知り合いにつけてもらいました。

16 アオとモモ

16 アオとモモ

犬をモチーフにした姉弟のアートドールを作りました。 アオは青い耳とピンクの目の男の子、モモはピンクの耳と青い目の女の子にしました。

17 ユニコーンのぬいぐるみ

17 ユニコーンのぬいぐるみ

ユニコーンのぬいぐるみが欲しいと思い、自作してみました。

18 美兎(みう)ちゃん

18 美兎(みう)ちゃん

没になった着ぐるみのヘッドをリメイクし、ぬいぐるみにしました。 元が着ぐるみなので、80cmほどの大きなぬいぐるみになりました。

19 お面

19 お面

自分が被れるサイズのお面を作ってみました。 モチーフは犬で、全体的にもふもふした素材で制作しました。

インタビューを振り返って(本人の感想)

自分の好きなことを思いっきり話せてとても楽しかったです。
「自分らしいな」と感じたことはありましたか? 普段は人と話す時言葉に詰まったりするのですが、趣味の話だと夢中になってたくさん話せるのが自分らしいなと思いました。
「自分は意外とこうなんだな」と気づいたことはありましたか? 普段は誰かと話す時に緊張したりするのですが、好きなことを話している時は緊張しなかったのが意外でした。

インタビューを読んで(ご家族の視点)

「この子らしいな」と感じたことはありましたか? 全作品において、それぞれ思い入れや世界観があり、その作品の完成度よりも自己のイメージに近い作品を生み出すことを目標にしていることが良く分かりました。そして本人としては次々と新たな目標が生まれ、常に探求心があることが「うちの子らしいな」と感じました。
意外だった/知らなかったことはありましたか? 作品の名付けを相談される際に、過去の名前とダブらないように考える中で、少々手抜きになることもありますが、子供に意外と喜ばれていることに少々驚きました(なにぶん作品が大量なので、、、)。
その他に気づいたことなどはありましたか? 小さな頃から、何かを作り出したい、描きたいという意欲は感じていました。親として素人ながら様々な手法や材料を提供する中で、子供が自分でオリジナルの発想を取り入れ、またネット等で様々な手法を学びながら、徐々に作品の表現力が豊かになってきたことを感じています。

(ぷちもさんとの関係:父)

インタビューを読んで(第三者の目線)

ここ数年クラフト材料の市場は急速に拡大し、手軽に、そして安価に、様々な素材を購入できるようになりました。ただ、物作りへのハードル低下に伴い、何を作るかよりも、素材や手法、表現の技術に焦点が当たりがちだと感じています。

そんな中、ぷちもさんは、軸をしっかりと持ち、誰かの真似ではない、オリジナリティーの高い作品を生み出している。情報に振り回されるのではなく、情報を上手に利用できている。これは、実は簡単にできることではないと思うのです。

今後も、沢山のドール達を生み出していくと思いますが、その子たちをお守りのようにそばにおいて、大事にしてあげてください。将来、道に迷った時には、きっとその子たちが、今のぷちもさんのエネルギーを思い出させ、再びクラフトに向き合う勇気を与えてくれると思います。

(東京都、30代、ウィンドウディスプレイ・舞台美術、ニッシー)

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