こども定点調査
全国の小学4年生〜中学3年生2400人を対象に、「体験」「意識・価値観」「自己認識」などについて聴取しています。同じ条件の対象者に対し同じ質問で継続的に実施し、中長期的な子どもの変化をみる調査です。
今回で第3回となる本調査は、調査を開始した2023年と2025年のスコアを比較する「時系列変化」の分析を試みました。この3年の変化は決して大きいものではありませんが、いくつかの項目からは、コロナ後の子どもたちの体験や意識がゆるやかに変化している様子が見えてきました。
ピックアップデータ
〈ふだんしていること〉では、旅行やレジャー
などの
“お出かけ”が増加、“読む”が減少
2023年から2025年でスコアが上がった項目の差分を見ると、「映画をみる」のほか、「国内旅行に行く」「ショッピングモールやレジャースポットに行く」といった“お出かけ”関連の項目が上位にあがりました。一方、スコアが下がった項目では、「雑誌をよむ」「本をよむ(マンガや雑誌以外)」「マンガをよむ」など“読む”関連のスコアが軒並み下がる結果となりました。※詳細は「調査リリース」参照
〈ふだんしていること(よくしている+たまにしている計)〉
※有意差がある項目のみ抽出
| 順位 | 項目 | 2023年 (%) |
2025年 (%) |
2023年 →2025年 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 映画をみる | 73.8 | 78.9 | +5.1pt |
| 2 | 国内旅行に行く | 71.0 | 76.0 | +5.0pt |
| 3 | ショッピングモールや レジャースポットに行く |
84.3 | 87.9 | +3.6pt |
| 4 | 友だちと晩ごはんを食べる | 19.5 | 22.9 | +3.4pt |
| 4 | メッセージアプリ、 チャットアプリを使う |
64.9 | 68.3 | +3.4pt |
| 順位 | 項目 | 2023年 (%) |
2025年 (%) |
2023年 →2025年 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 学校や塾の授業をオンラインで受ける | 21.3 | 16.3 | -5.0pt |
| 2 | 雑誌をよむ | 28.7 | 23.8 | -4.9pt |
| 3 | 本をよむ(マンガや雑誌以外) | 71.2 | 66.8 | -4.4pt |
| 4 | マンガをよむ | 73.5 | 70.5 | -3.0pt |
| 5 | 学校に行って勉強する | 89.8 | 88.0 | -1.8pt |
スマホでのコミュニケーションが増える
小学生男子
小学生男子の時系列変化を見ると、〈ふだんしていること〉や〈これからしたいこと〉で「メッセージアプリ、チャットアプリを使う」、〈これからしたいこと〉で「友だちと晩ごはんを食べる」が大きく上昇しています。ネット上で友だちとチャットでおしゃべりしたり、リアルで友だちと出かけるなどの行動に対する意欲が高まっているようです。※詳細は「調査レポート」参照
グラフでみる時系列変化 ※差分上位よりピックアップ
「推し活」が浸透する
小学生女子
小学生女子では、〈ふだんしていること〉や〈これからしたいこと〉で「好きな人やグループを推す、応援する」が大きく上昇。中学生女子に迫るスコアとなり、小学生女子にも推し活が浸透しつつあることがわかります。一方で「マンガをよむ」「雑誌をよむ」など、4層の中でも比較的高かった項目が大きく下がっています。※詳細は「調査レポート」参照
グラフでみる時系列変化 ※差分上位よりピックアップ
文化的な活動が活発化する
中学生男子
中学生男子では、〈ふだんしていること〉で「授業以外で歌を歌ったり、楽器を演奏する」や「映画をみる」、〈これからしたいこと〉で「授業以外で絵をかく、工作する、ものを作る」のスコアが上昇していて、文化的な活動への関心が高まりつつあるようです。※詳細は「調査レポート」参照
グラフでみる時系列変化 ※差分上位よりピックアップ
いまの自分を認めはじめた
中学生女子
中学生女子では、〈自己評価〉の「自分には自分なりの良いところがある」が大きく上昇。2025年にはじめて4層中最も高いスコアになりました。一方で、これまで4層中スコアが最も高く、この層の特徴とも言える〈ふだんしていること〉の「雑誌をよむ」、〈よくする趣味や遊び〉の「音楽をきく」が大きく下がりました。※詳細は「調査レポート」参照
グラフでみる時系列変化 ※差分上位よりピックアップ
わたしの視点
こども定点2025の調査結果について、気になるデータや、結果から感じたこと、考えたことをさまざまな人に聞いています。
過去の調査



調査概要
本調査では、子どもを“体験を通して成長する主体的な存在”と捉え、5つの質問分野について聴取しています。ふだんの生活の中での「体験」、体験とともに生まれる「人との関わり」、体験を通して形成される「意識・価値観」と「自己認識」、自分自身や環境を俯瞰する「総合評価」です。同じ条件の対象者に、同じ質問を継続的に実施してデータを蓄積することで、中長期的な子どもの変化をみることを目的としています。
- 調査方法
- インターネット調査
- 調査時期
- 2025年9月12日~10月7日
- 調査エリア
- 全国
- 調査対象者
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小学4年生~中学3年生の男女:2,400人
※子どもの保護者2,400人にも属性項目を聴取。
子どもの回答にあたっては、保護者の監督のもとで行っております。



